フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する「ある理由」とは

2018年10月6日2019年2月16日

フラクトオリゴ糖は便秘に効果があるのか、気になりませんか？？

便秘にはオリゴ糖がいいってよく聞きますが、オリゴ糖にも色々な種類があります。

その中で、便秘のために摂るのにフラクトオリゴ糖は向いているのか、よく分からないですよね。

実は、フラクトオリゴ糖には、便秘におすすめできる「ある理由」があるんです。

今回は、フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する理由について、詳しくお話ししていきます。

そもそもオリゴ糖が便秘にいいのは何で？

フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する理由の前に、そもそもオリゴ糖はなぜ便秘にいいのか、解説しておきたいと思います。

オリゴ糖が便秘にいいのは、善玉菌のエサになることで、腸内環境の改善を助けてくれるからです。

便秘というのは、不規則な生活や偏った食事で、腸内環境が乱れることで起こります。

腸内環境が乱れると、腸の動きが鈍くなり、便を排出する力が弱くなるので、便秘になってしまうんですね。

つまり、便秘を治すには、腸内環境を整えることが大切なのですが、そこに必要なのが善玉菌なんです。

善玉菌は、腸内環境を改善し、腸の動きを活発にするだけでなく、便秘を引き起こす悪玉菌の増殖を抑える効果まであります。

その善玉菌を増やす作用のあるオリゴ糖は、便秘を治すために積極的に摂りたい成分になるわけです。

では、なぜオリゴ糖が便秘にいいのか分かったところで、その中でも、フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する理由について、お話ししますね。

フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する「ある理由」

フラクトオリゴ糖が便秘に効果を発揮する「ある理由」とは、「難消化性オリゴ糖に分類されるから」なんです。

実はオリゴ糖には、「消化性」と「難消化性」という2つのタイプがあります。

消化性オリゴ糖は、胃で消化されてしまい、腸までは届きません。

逆に難消化性オリゴ糖は、胃で消化されず、しっかりと腸まで到達してくれます。

先ほど説明した通り、オリゴ糖が便秘にいいのは、腸内の善玉菌を増やしてくれるからです。

つまり、胃で消化されずに、腸まで届く難消化性オリゴ糖の方が、便秘への効果が高いというわけですね。

そして、フラクトオリゴ糖は難消化性なので、オリゴ糖の中でも、便秘を治す効果が高い種類となっています。

だから、フラクトオリゴ糖は、便秘におすすめできるんです。

さらに、難消化性のフラクトオリゴ糖は、腸を刺激することで、便の排出を促すぜん動運動を活発にする作用まであるというのも嬉しいですよね。

ということで、フラクトオリゴ糖が便秘解消に向いていることが分かったと思いますが、実はもう1つ、フラクトオリゴ糖の便秘への効果をアップさせるために、やりたいことがあるんです。

便秘への効果をアップさせる方法とは？

フラクトオリゴ糖の便秘への効果をアップさせるために、もう1つやりたいこととは、「他のオリゴ糖も組み合わせて摂る」です。

先ほど、オリゴ糖は善玉菌を増やす効果があるので、便秘にいいという話をしましたよね。

ただ、善玉菌にも色々な種類がいて、それぞれ好きなオリゴ糖が違うんです。

フラクトオリゴ糖だけを摂っても、もちろん善玉菌は増えるのですが、フラクトオリゴ糖を好きな善玉菌しか増えないので、最大限の効果を得られているとは言えません。

便秘にいい難消化性オリゴ糖は他にもあるので、それらと組み合わせることで、より効率的に善玉菌を増やすことが出来るというわけです。

ちなみに、フラクトオリゴ糖と組み合わせて摂りたいのは、

・ラフィノース

・ミルクオリゴ糖

などですね。

ラフィノースは砂糖大根(てん菜)から、ミルクオリゴ糖は、牛乳の乳糖から作られます。

もちろん、どちらも難消化性なので、便秘の解消に向いているオリゴ糖ですよ。

フラクトオリゴ糖と、これらのオリゴ糖を組み合わせることで、便秘への効果を大きくすることが出来るので、ぜひ覚えておいてください。

ただ、実際に複数のオリゴ糖を摂るにはどうしたらいいのかって、よく分かりませんよね。

食事からでもオリゴ糖を摂ることは出来ますが、砂糖大根ってスーパーで見かけないですし…。

しかも、1日に必要な量を食事だけで摂るって、結構難しいことでもあるんです。

そこで、複数のオリゴ糖を摂れるおすすめの方法を紹介しておきます。