発酵食品が便秘にいい2つの理由!特におすすめな食品も紹介♪

2019年2月17日

発酵食品は便秘にいいのか、気になりますよね。

「便秘を治すには発酵食品がいいって聞いたけど、何でなの?」

「発酵食品の中でも、特に便秘に効果のあるものはどれ??」

などなど、発酵食品と便秘の関係って、分からないことが多いと思います。

そこで今回は、発酵食品が便秘にいい2つの理由と、その中でも特におすすめな発酵食品を紹介していきます。

発酵食品が便秘にいい2つの理由とは

発酵食品が便秘にいい2つの理由とは、

・消化がスムーズに行われる

・腸内環境を改善する成分が豊富

です。

消化がスムーズに行われる

そもそも発酵食品は、乳酸菌や麹菌などの微生物が、自分たちの酵素で、食材のタンパク質やでんぷんを分解することで作られます。

タンパク質などを分解することで、アミノ酸や糖分といった、身体にいい栄養分を生み出すんです。

これが、「発酵」の仕組みになります。

つまり発酵食品は、食材の成分が分解され、消化がある程度行われている食べ物になります。

なので、他の食べ物に比べて、消化に時間がかからないんです。

便秘の原因には、食べたものの消化に時間がかかることも関係しています。

消化に時間がかかると、それだけ長い間、食べ物が体内に留まることになりますよね。

すると、必要以上に水分が身体に吸収され、硬い便が出来上がってしまいます。

硬い便は腸に詰まり、上手く排出されなくなるので、便秘になってしまうというわけです。

さらには、腸の動きが鈍くなったり、便秘を悪化させる悪玉菌が増えるなど、どんどん負のスパイラルに…。

だから、消化されにくい肉などは避けて、発酵食品を沢山食べた方が、便秘の改善にいい効果があるんです。

腸内環境を改善する成分が豊富

先ほど、乳酸菌や麹菌が発酵食品を作り出すとお話ししましたよね。

実は、この乳酸菌や麹菌などは、腸内環境を改善して便秘を治す効果のある、善玉菌の一種なんです。

その他にも、納豆菌ビフィズス菌などが善玉菌になります。

発酵食品で善玉菌を摂ると、腸内環境が改善します。

すると、腸がしっかりと動き出し、便の排出を促すぜん動運動が活発になるんです。

さらに、便秘を引き起こす悪玉菌の増殖を抑える効果もあるなど、沢山の嬉しいことが。

このように、便秘の改善には、善玉菌を増やすことが必須なので、発酵食品を積極的に摂った方がいいというわけですね。

では、発酵食品が便秘にいい理由が分かったところで、特におすすめの発酵食品を紹介したいと思います。

特におすすめの発酵食品は何?

便秘の改善に特におすすめの発酵食品とは、

・甘酒

・納豆キムチ

・ビフィズス菌入りヨーグルト

の3つです。

甘酒

甘酒には、米麹から作られるものと、酒かすに砂糖を加えたものの2種類があります。

その中で便秘にいいのは、米麹の甘酒です。

米麹も発酵食品の1つで、酵素によって食物繊維とオリゴ糖を作り出します。

食物繊維とオリゴ糖は、乳酸菌などの善玉菌のエサになり、腸内環境改善をサポートするために必要な成分です。

それだけでなく、他の麦や豆の麹に比べ、米麹は大幅に善玉菌を増やすという研究結果があるんです。

ちなみに甘酒は、「飲む点滴」「飲む美容液」と言われているのを知っていますか?

甘酒は、便秘の改善に効果があるだけでなく、アミノ酸や、体内で作ることの出来ないミネラルなど、栄養成分が豊富で健康にもいいんです。

さらに、美容効果の高いビタミンB群も摂ることが出来るので、このように言われているんですね。

米麹の甘酒は、砂糖を使っていなくても甘くて美味しいので、お菓子やケーキの代わりに甘酒を取り入れるのもおすすめですよ。

納豆キムチ

納豆は、大豆と納豆菌で出来た発酵食品です。

便秘改善にいい善玉菌の中でも、乳酸菌やビフィズス菌は、胃酸や熱に弱いものが多いのですが、納豆菌は違います。

納豆菌は100度でも死なないし、胃酸にも強く、ほとんどが生きたまま腸に届くという驚きの生命力を持っているんです。

そんな納豆は、乳酸菌が豊富なキムチとの相性が最高です。

納豆菌と乳酸菌を組み合わせると、乳酸菌の増える量が1桁上がるとも言われているんですよ。

成分としての相性も良く、味も抜群な納豆キムチ、便秘を治すために、ぜひ試してみてください。

ちなみに、同じ発酵食品でも、納豆菌と麹菌の組み合わせは避けるようにしましょう。

納豆菌と麹菌を一緒に摂ると、麹菌の増殖を納豆菌が抑え込んでしまうので、麹菌の効果を生かすことが出来ません。

麹を使ってお酒を作る仕事の方は、酒造りの時に納豆を食べるのが禁止となっていることが多いというのも、頷けますよね。

ビフィズス菌入りヨーグルト

ビフィズス菌入りヨーグルトも、便秘におすすめな発酵食品の1つです。

先ほど、ビフィズス菌は熱や胃酸に弱いものが多いとお話ししましたが、全ての種類がそういうわけではありません。

実は、「bb536」というビフィズス菌は、胃酸に強く、生きて腸に届きやすいことが分かっているんです。

なので、便秘にいいヨーグルトは、「bb536」が使われているものを選ぶようにするのがおすすめです。

スーパーでよく見かけるものだと、森永「ビヒダス」に入っていますよ。

さらにヨーグルトのいいところは、善玉菌のエサになる食べ物とも組み合わせやすいという点です。

発酵食品で善玉菌だけを摂っても、エサとなる成分がなければ、効率よく善玉菌を増やすことが出来ないので、便秘への効果も低くなりますよね。

なので、善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富なきな粉や、オリゴ糖が摂れるはちみつ、バナナと一緒に食べるようにしましょう。

ちなみに、ここまでお話ししてきた色々な発酵食品を食べても、便秘が治らないな…と思ったら、サプリで善玉菌を増やすサポートをするのも1つの方法です。

実は私も、長年便秘に悩んでいたのですが、発酵食品と一緒に、オリゴ糖と食物繊維を摂れるサプリを使ってみたら、ほぼ毎日お通じが来るようになりました。

こちらで詳しくお話ししているので、よかったら参考にしてください。

発酵食品が便秘にいいのは、

・消化がスムーズに行われる

・腸内環境を改善する成分が豊富

という2つの理由からです。

特におすすめな甘酒、納豆キムチ、ビフィズス菌ヨーグルトを取り入れて、便秘改善を目指してくださいね♪